スクラッチプログラミング - タブレットでもあそべる!タッチスクリーンそうさ

キーボードをつかわなくてもスプライトを操作(そうさ)できるプログラムのつくりかたを紹介(しょうかい)します。画面(がめん)をゆびでさわることで、タブレットでもゲームをたのしむことができるようになりますよ。

スクラッチプログラミング - タブレットでもあそべる!タッチスクリーンそうさ
Photo by Kelly Sikkema / Unsplash

【Pyxofyメンバー限定公開】

キーボードがないと「キーがおされた」ブロックはつかえない!

今回(こんかい)は、キーボードのないタブレットでプロジェクトをつくるときにやくだつ、タッチスクリーン操作(そうさ)のプログラムを紹介(しょうかい)します。

Scratchには、「(スペース)キーがおされたとき」や「(スペース)キーがおされた」など、キーボードをつかってスプライトを操作(そうさ)するブロックが用意(ようい)されています。これらのブロックは、キーボードのないタブレットなどでつかうことはできません。

キーを使うときに反応するブロック
キーを使うときに反応するブロック

「キーボードがないと、ゲームをつくってあそぶことはできないの?」とおもうかもしれませんが、そんなことはありません!タブレットなどのタッチスクリーンでも、スプライトを操作(そうさ)できるようにプログラミングすることができますよ。

サンプルさくひんであそんでみよう

したのプロジェクトは、キーボードがなくてもスプライトをうごかせるようにプログラミングしています。プレイヤーを操作(そうさ)して、くだものをあつめましょう。パソコンであそぶときは、やじるしキーで操作(そうさ)できます。

  • 左右(さゆう)にうごかす…プレイヤーのよこのほうをタッチする
  • ジャンプさせる…プレイヤーのうえのほうをタッチする

(みどりのはたをおして、スタートです。プロジェクトは、ScratchのPyxofyページでもごらんになれます。)

このきじをよむとわかること

  • タッチ操作(そうさ)で、スプライトを左右(さゆう)にうごかす方法(ほうほう)
  • タッチ操作(そうさ)で、スプライトをジャンプさせる方法(ほうほう)

プレイヤーをさゆうにうごかす

キーボードをつかってプレイヤーを左右(さゆう)にうごかしたいときは、つぎのようなプログラムになります。

左右の矢印キーで動かすプログラム
左右の矢印キーで動かすプログラム

これとおなじように、タッチスクリーンでプレイヤーを左右(さゆう)に操作(そうさ)できるようになりましょう!

タッチしているかどうかをしらべよう

まずは、ステージをタッチしているかどうかをしらべます。そのためにつかうブロックは、「マウスがおされた」です。マウスをつかっていなくても、ステージがタッチされているかどうかをしらべるときに、このブロックをつかうことができます。

  • 「もし<>なら」に「マウスがおされた」をくみあわせる
タッチしているかどうかを調べる
タッチしているかどうかを調べる

タッチしているばしょをしらべよう

つぎに、ステージのどこをタッチしているかをしらべましょう。プレイヤーより右側(みぎがわ)をタッチしたときはみぎへ、左側(ひだりがわ)をタッチしたときはひだりへ、プレイヤーがうごくようにしますよ。

タッチしてプレイヤーが動くイメージ
タッチしてプレイヤーが動くイメージ

右側(みぎがわ)か左側(ひだりがわ)、よこの位置(いち)をしるためには「xざひょう」がわかればいいですね。タッチした場所(ばしょ)のxざひょうをしらべるためにつかうのは、「マウスのxざひょう」ブロックです。

「調べる」の中にある「マウスのx座標」ブロック
「調べる」の中にある「マウスのx座標」ブロック

プレイヤーのxざひょうをあらわす「xざひょう」ブロックをつかって、タッチした場所(ばしょ)とプレイヤーのxざひょうをくらべます。

「動き」の中にある「x座標」ブロック
「動き」の中にある「x座標」ブロック

タッチした場所(ばしょ)のxざひょうが、プレイヤーのxざひょうよりおおきかったら、プレイヤーより右側(みぎがわ)をタッチしているということです。

  • 「マウスのxざひょう」が「xざひょう」よりおおきい
演算をつかってブロックを組み合わせる
演算をつかってブロックを組み合わせる

タッチした場所(ばしょ)のxざひょうが、プレイヤーのxざひょうよりちいさかったら、プレイヤーより左側(ひだりがわ)をタッチしているということです。

  • 「マウスのxざひょう」が「xざひょう」よりちいさい
演算をつかってブロックを組み合わせる
演算をつかってブロックを組み合わせる

プレイヤーをうごかそう

ステージをタッチしていて、その場所(ばしょ)がプレイヤーより右側(みぎがわ)なら、プレイヤーをみぎへうごかします。「かつ」ブロックをつかって、「もし<>なら」ブロックにくみあわせましょう。ひだりへうごかすときも、おなじようにブロックをくみあわせてください。

  • もしマウスがおされた、「かつ」、マウスのxざひょうがxざひょうよりおおきいなら
  • もしマウスがおされた、「かつ」、マウスのxざひょうがxざひょうよりちいさいなら
左右へ動かすための条件
左右へ動かすための条件

ステージをタッチするとプレイヤーが左右(さゆう)にうごくようになりました!ステージからゆびをはなすと、うごきがとまりますよ。

さてこんどは、プレイヤーがジャンプするようにプログラミングしていきましょう!


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かんれんきじ

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