スクラッチプログラミング - クローンでふやす《もじけしゲーム》

文字のクローンをたくさん表示(ひょうじ)して、けしゴムでけすゲームをつくってみましょう。クローンのつくりかた、スプライトのかんたんな操作方法(そうさほうほう)をしょうかいします。

スクラッチプログラミング - クローンでふやす《もじけしゲーム》
Photo by Sven Brandsma on Unsplash

サンプルさくひんであそんでみよう

今回(こんかい)は、《もじけしゲーム》のつくりかたをしょうかいします。

「ひらがな」がたくさん表示(ひょうじ)されます。けしゴムのスプライトをうごかして、ひらがなをけしましょう!

けしゴムのそうさほうほう

  • タブレット…画面(がめん)をゆびでタッチしてうごかす
  • パソコン…マウスのポインターをうごかす

(プロジェクトがひょうじされないばあいは、ScratchのPyxofyページをごらんください)

このきじをよむとわかること

  • クローンのつくりかた
  • クローンをアチコチにひょうじするほうほう
  • 画面(がめん)のタッチ(マウスポインター)でスプライトをじゆうにうごかすほうほう

もじけしゲームのつくりかた

クローンのひらがなをたくさん表示(ひょうじ)して、けしゴムでけすゲームをつくってみましょう。

  1. スプライトをよういする
  2. けしゴムをうごかす
  3. クローンをつくる
  4. クローンされたとき、ひょうじする
  5. けしゴムにふれたなら、さくじょする
  6. プログラムかんせい

ペイントエディターをつかって、「けしゴム」と「ひらがな」のスプライトをえがきましょう。

けしゴム

ペイントエディターで描いた水色のカバーがついた白い消しゴム

ひらがな

「あいうえお」、5つのコスチュームをつくります。

ペイントエディターのテキストツールで描いた紫色のひらがな

けしゴムをじゆうにうごかせるようにプログラミングしましょう。

  • けしゴム」をえらぶ
消しゴムのスプライトが選択されて枠が青くなっている

マウスのポインターへいく」ブロックをつかうと、スプライトをかんたんにそうさできますよ。

  • 「はたがおされたとき」
  • ずっと
  • マウスのポインターへいく
消しゴムが指をおいた場所に動いてくるイメージ画像

ステージの中をタッチしてゆびをうごかす(パソコンではマウスのポインターをうごかす)と、けしゴムも一緒(いっしょ)にうごくようになりました!

ひらがなのクローンをつくりましょう。

  • ひらがな」をえらぶ
ひらがなのスプライトが選択されて枠が青くなっている

クローンするまえのひらがなのスプライトは、かくしておきます。

  • 「はたがおされたとき」
  • かくす
はたがおされたときの下に隠すをつなげる

コスチュームをかえながら、「あいうえお」ぜんぶのクローンを50こつくりましょう。

  • 「(50)かいくりかえす」
  • じぶんじしんのクローンをつくる
  • 「つぎのコスチュームにする」
かくすの下にクローンをつくるためのブロックをつなげる

クローンされたひらがなを表示(ひょうじ)しましょう。

どこかのばしょへいく」ブロックをつかうと、ステージのアチコチに表示(ひょうじ)されますよ。

  • 「クローンされたとき」
  • どこかのばしょへいく
クローンされたときの下にどこかのばしょへいくをつなげる

サイズを大きくして、表示(ひょうじ)します。

  • 「おおきさを(200%)にする」
  • ひょうじする
どこかのばしょへいくの下に大きさを200%にすると表示するをつなげる

はたがおされたときに、ステージのアチコチにひらがなが表示(ひょうじ)されるようになりました!

ひらがなのクローンがステージのアチコチに表示されている画像

けしゴムでひらがなをけせるようにプログラミングしましょう。

けしゴムにふれたひらがなは、削除(さくじょ)してけします。けしゴムにふれたかどうかは、「けしゴムのいろ(白)にふれたかどうか」でチェックしますよ。

  • 「ずっと」
  • もし<白いろにふれた>なら
  • このクローンをさくじょする
表示するの下に白いろに触れたらクローンを削除するためのブロックをつなげる

()いろにふれた」ブロックの「いろ」は、スポイトでけしゴムの白いぶぶんのいろをえらびましょう。

色を選ぶためのスポイトで消しゴムのスプライトの白色を選択する説明画像

「ずっと」ブロックでかこんでいるのは、なぜ?

ずっとブロックで囲んでいることを強調する画像

けしゴムにふれたかどうかは、プログラムがうごいているあいだずっとチェックしているひつようがあるので、「ずっと」ブロックでかこんでいます。

「ずっと」をつかわないと、「クローンされたとき」その瞬間(しゅんかん)しか、けしゴムにふれたかどうかをチェックしてくれないので、ひらがなをけすことができません。

ひらがなのクローンを表示(ひょうじ)するプログラムができました!けしゴムをうごかすと、ひらがながきえますよ。

ひらがなスプライトの完成プログラム

(《もじけしゲーム》のプログラムをぜんぶ見たいかたは、 ScratchのPyxofyページから、「中を見る」でごらんください)


まとめ

今回(こんかい)は、クローンのひらがなをたくさん表示(ひょうじ)して、けしゴムでけすゲームをつくってみました。

「どこかのばしょへいく」ブロックをつかうと、クローンを画面(がめん)のアチコチに表示(ひょうじ)できます。「マウスのポインターへいく」ブロックをつかうと、スプライトのそうさがかんたんですね。

次回(じかい)は、「クローン」のブロックをつかって、シャボン玉をとばすプロジェクトのつくりかたをしょうかいします。

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