スクラッチプログラミング - クローンのつくりかた

「クローン」のブロックをつかうと、スプライトをふくせいして、おなじものつくることができます。いくつも表示(ひょうじ)したいスプライトがあるときは、クローンをつくってみましょう。

スクラッチプログラミング - クローンのつくりかた
Photo by Himanshu Saraf on Unsplash

サンプルさくひんを見てみよう

今回(こんかい)は、「クローン」ブロックのつかいかたをしょうかいします。

下のプロジェクトをためしてみてください。ゆきがずっとふりつづけます。そしてこのゆきは、すべて「クローン」です。

(プロジェクトがひょうじされないばあいは、ScratchのPyxofyページをごらんください)

このきじをよむとわかること

  • クローンのつくりかた
  • らんすうのつかいかた
  • ステージの上から下まで、スプライトをうごかすほうほう

クローンとは?

クローンとは、スプライトをふくせいしたもののことです。

たとえばサンプルさくひんのように、ゆきをたくさんふらせたいとき。クローンのブロックをつかわずにつくろうとすると、つぎのようになります。

クローンのブロックを使わずに、スプライトをたくさん用意してプログラミングした画像

ふらせたいゆきのぶんだけ、スプライトを用意(ようい)するひつようがあります。これはちょっとたいへんですね。。。

でもクローンのブロックをつかえば、用意するスプライトはひとつだけでいいんです!

スプライトはひとつだけで、クローンのブロックをつかってプログラミングした画像

おなじスプライトをいくつもつかいたいときは、クローンをつくるといいですよ。

ゆきのクローンをふらせるプロジェクト

ゆきをたくさんふらせるプロジェクトをつくってみましょう!

  1. ゆきのクローンをつくる
  2. クローンされたとき、ひょうじする
  3. ゆきをふらせる
  4. ゆきをかいてんさせる
  5. プログラムかんせい

【かんせいプログラム】

雪の結晶のコード
雪の結晶のスプライトが選ばれている

ゆきをたくさんふらせたいので、「Snowflake 」のクローンをつくります。

つかうブロックは、「じぶんじしんのクローンをつくる」です。それを「ずっと」ブロックでかこみましょう。

  • 「はたがおされたとき」
  • ずっと
  • じぶんじしんのクローンをつくる
はたがおされたときずっと自分自身のクローンをつくるコードブロック

0.2」びょうごとに、クローンをつくるようにしましょう。

  • (0.2)びょうまつ」を追加(ついか)する
クローンを作る間隔を開けるために待つブロックを追加する

クローンされたとき」ブロックをつかって、クローンされたときにどうするのかをきめます。

クローンされた時ブロックをコードエリアにドラッグする

クローンをひょうじしよう

クローンされたとき、ゆきのクローンを表示(ひょうじ)します。表示(ひょうじ)する位置(いち)を座標(ざひょう)できめましょう。

クローンされた時の下に座標のブロックをつなげる

yざひょうは、いちばん上

空からゆきをふらせたいので、yざひょうはいちばん上にします。

  • yざひょう:(180
y座標の値に180と入力する

xざひょうは、らんすう

xざひょうはらんすうにします。ステージの左はしから右はしまで、いろいろなところに表示(ひょうじ)されるようにしましょう。

  • xざひょう:(-240)から(240)までのらんすう
x座標のあたいに乱数のブロックを組み合わせる

ゆきのクローンが、ステージの上がわに表示(ひょうじ)されるようになりました!0.2びょうごとに、つぎつぎとクローンがつくられます。

クローンがステージの上部に次々と表示されている

もとのゆきをかくそう

もとのゆきが表示(ひょうじ)されたままなのはおかしいですね。「かくす」ブロックをつかって、見えなくしておきましょう。そしてクローンされたときに、「ひょうじする」ようにします。

  • 「はたがおされたとき」の下に、「かくす」を追加(ついか)する
  • 「クローンされたとき」、座標(ざひょう)の下に「ひょうじする」を追加(ついか)する
ハットブロックの下にそれぞれ、隠すブロックと表示するブロックを追加する。

クローンされたゆきのサイズをかえよう

ゆきのサイズが大きいので、小さくしましょう。

  • おおきさを(20%)にする」を追加(ついか)する
座標ブロックの下に大きさを変えるブロックを追加する

クローンされたゆきだけが、小さく表示(ひょうじ)されるようになりました!

20%の大きさのクローンがステージの上部に次々と表示される

ステージの上がわに表示(ひょうじ)されたゆきを下にうごかして、ゆきをふらせましょう。

yざひょうのかずを、くりかえしへらそう

  • 「yざひょうを(-3)ずつかえる」を「<>までくりかえす」でかこむ
クローンされた時の一番下に繰り返しのブロックとy座標を減らすブロックをつなげる

yざひょうがステージのいちばん下(-180)より小さくなるまで、くりかえしうごかします。

  • 「(yざひょう )<(-180)」までくりかえす
y座標イコール-180を繰り返しのブロックに組み合わせる

ゆきが上から下へうごくようになりました!でもこのままでは、ゆきがステージの下にどんどんたまってしまいます。

ステージの下にクローンがたまっている状態を示す画像

クローンをさくじょしよう

ステージの下までうごいたゆきは、削除(さくじょ)しましょう。

  • このクローンをさくじょする」をいちばん下につなげる
クローンされた時の一番下にこのクローンを削除するブロックをつなげる

ステージの下でゆきのクローンが削除(さくじょ)されるようになりました!

クローンがステージの下にたまらずに、上から下へうごく画像

ゆきをかいてんさせながら、うごかしましょう。

  • クローンされたとき
  • 「ずっと」
  • 「(5)どまわす」
クローンを回転させるコードをコードエリアに追加する

はいけいに「Winter (ふゆ)」をえらんだら、かんせいです!

ゆきのクローンをふらせるプログラムができました。

雪の結晶の完成プログラム

まとめ

今回(こんかい)は、「クローン」ブロックのつかいかたをしょうかいしました。

スプライトをふくせいしたものが、クローンです。おなじスプライトをいくつもつかいたいときは、クローンをつくってみましょう。

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かんれんきじ

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