スクラッチプログラミング - よくわかる!「xざひょう」と「yざひょう」のせつめい
Scratch (スクラッチ)でよくつかわれるブロックのひとつが、座標(ざひょう)のブロックです。 「xざひょう」と「yざひょう」についてしっておけば、スプライトの位置(いち)をきめることができるようになりますよ。
ざひょうでステージのいちがわかる
プログラミングするページの右上には、「ステージ」がありますね。Scratchでつかうスプライトはみんな、ここのステージに表示(ひょうじ)されます。
![Scratchのステージにスプライトが表示される Scratchのステージにスプライトが表示される](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/stage-1.jpg)
ステージの中の位置(いち)を数字(すうじ)であらわしたものが、座標(ざひょう)です。座標(ざひょう)をつかうと、スプライトの正確(せいかく)な位置(いち)をきめることができますよ。
![座標でスプライトの正確な位置を決めることができる 座標でスプライトの正確な位置を決めることができる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/coordinate-of-cat.jpg)
今回(こんかい)は、Scratchの座標(ざひょう)についてしょうかいします。
「スプライトをここに表示(ひょうじ)したい!」
「スプライトを、ここからむこうに移動(いどう)させたい!」
そんなときのために、座標(ざひょう)のブロックをつかえるようになりましょう。
![座標に使うブロック 座標に使うブロック](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/coordinate-blocks-1.jpg)
「xざひょう」と「yざひょう」のせつめい
座標(ざひょう)には「x」と「y」があり、それぞれ数字(すうじ)であらわします。Scratchでは、ステージのまん中が「xざひょう:0、yざひょう:0」です。
x(エックス)?
y(ワイ)?
なんだかむずかしそう?!
そんなあなたのために、ネコちゃんの登場(とうじょう)です。座標(ざひょう)について説明(せつめい)してもらいましょう!
みどりのはたをタップ(パソコンではクリック)して、スタートです。途中(とちゅう)でとめるときは、あかいボタンをタップします。
xざひょう:ステージのよこ
- 右へいくほど、かずが大きくなる
- 左へいくほど、かずが小さくなる
- まん中より左へいくと、かずはマイナスになる
yざひょう:ステージのたて
- 上へいくほど、かずが大きくなる
- 下へいくほど、かずが小さくなる
- まん中より下へいくと、かずはマイナスになる
ステージのはし
- 右…xざひょう:240
- 左…xざひょう:-240
- 上…yざひょう:180
- 下…yざひょう:-180
ネコがいちばんはしの座標(ざひょう)に移動(いどう)したとき、ステージからはみ出していたのに気づきましたか?
なぜ、はみだしてしまうんでしょう?
![スプライトがステージからはみ出る スプライトがステージからはみ出る](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/sprite-overhanging-the-stage-1.jpg)
そのりゆうは、スプライトの中心(ちゅうしん)を座標(ざひょう)にあわせているからです。
きじゅんはスプライトのちゅうしん
座標(ざひょう)の基準(きじゅん)となるのは、スプライトの中心(ちゅうしん)です。
スプライトの中心(ちゅうしん)がどこにあるかは、コスチュームでかくにんすることができますよ。
![スプライトの中心 スプライトの中心](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/centre-of-a-sprite-1.jpg)
ネコのばあいは、口の下あたりが中心(ちゅうしん)になっていますね。だから、座標(ざひょう)をいちばんはしにすると、からだの半分(はんぶん)くらいステージからはみ出してしまうのです。
さてここまでは、座標(ざひょう)とはどういうものかについて説明(せつめい)してきました。つぎに、座標(ざひょう)のブロックを見ていきましょう。
スプライトのいちをきめよう
スプライトの位置(いち)は、「xざひょう」と「yざひょう」であらわします。
位置(いち)をきめるときにつかうのは、「xざひょうを○、yざひょうを○にする」ブロックです。
![x座標とy座標を決めるブロック x座標とy座標を決めるブロック](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/block-to-set-x-and-y.jpg)
ブロックの白いぶぶんに、xとyのかずを入れると、スプライトを表示(ひょうじ)する位置(いち)をきめることができます。
では、スプライトをステージのまん中に表示(ひょうじ)してみましょう。
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
![スプライトをステージの真ん中に表示する スプライトをステージの真ん中に表示する](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/coordinates-x-0-y-0-1.jpg)
このように座標(ざひょう)をきめておくと、プログラムをスタートさせたときにかならず、スプライトがステージのまん中に表示(ひょうじ)されますよ。
スプライトのざひょうをしる
「座標(ざひょう)はわからないけど、このへんに表示(ひょうじ)したいなあ」
そんなときは、スプライトをその位置(いち)にドラッグしてみましょう。スプライトの座標(ざひょう)が、自動的(じどうてき)にブロックに入ります。
![スプライトの位置によって座標がかわる スプライトの位置によって座標がかわる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/drag-sprite-to-set-coordinates-1.jpg)
スプライトの座標(ざひょう)は、ステージの下でもわかりますよ。このネコは、「xざひょう:-146、yざひょう:104」の位置(いち)にいますね。
![ステージの下で座標がわかる ステージの下で座標がわかる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/coordinates-displayed-under-stage-1.jpg)
スプライトを左右にいどうさせよう
スプライトを左右に移動(いどう)させたいときは、「xざひょうを○ずつかえる」ブロックをつかって、xをかえます。
![x座標を10ずつかえるブロック x座標を10ずつかえるブロック](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/block-to-change-x-by-10-1.jpg)
xのかずをかえるとスプライトがどのように移動(いどう)するのか、見てみましょう。
xざひょうを10ずつかえる
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
- 「xざひょうを10ずつかえる」
右にすこしだけ移動(いどう)します。
![スプライトのx座標が10変わる スプライトのx座標が10変わる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/change-x-by-10.jpg)
xざひょうを100ずつかえる
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
- 「xざひょうを100ずつかえる」
かずを大きくすると、たくさん移動(いどう)します。
![スプライトのx座標が100変わる スプライトのx座標が100変わる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/change-x-by-100-1.jpg)
xざひょうを-100ずつかえる
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
- 「xざひょうを-100ずつかえる」
かずをマイナスにすると、左に移動(いどう)します。
![スプライトのx座標が−100変わる スプライトのx座標が−100変わる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/change-x-by-minus-100-1.jpg)
スプライトを上下にいどうさせよう
スプライトを上下に移動(いどう)させたいときは、「yざひょうを○ずつかえる」ブロックをつかって、yをかえます。
![y座標を10ずつかえるブロック y座標を10ずつかえるブロック](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/block-to-change-y-by-10-1.jpg)
yのかずをかえるとスプライトがどのように移動(いどう)するのか、見てみましょう。
yざひょうを10ずつかえる
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
- 「yざひょうを10ずつかえる」
上にすこしだけ移動(いどう)します。
![スプライトのy座標が10かわる スプライトのy座標が10かわる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/change-y-by-10-1.jpg)
yざひょうを100ずつかえる
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
- 「yざひょうを100ずつかえる」
かずを大きくすると、たくさん移動(いどう)します。
![スプライトのy座標が100かわる スプライトのy座標が100かわる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/change-y-by-100-1.jpg)
yざひょうを-100ずつかえる
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
- 「yざひょうを-100ずつかえる」
かずをマイナスにすると、下に移動(いどう)します。
![スプライトのy座標が−100変わる スプライトのy座標が−100変わる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/change-y-by-minus-100-1.jpg)
スプライトをななめにいどうさせよう
「xざひょう」と「yざひょう」のブロックをくみあわせると、スプライトをななめに移動(いどう)させることができますよ。
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(0)、yざひょうを(0)にする」
- 「xざひょうを100ずつかえる」
- 「yざひょうを100ずつかえる」
![スプライトがななめに移動する スプライトがななめに移動する](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/sprite-moves-to-lick-1.jpg)
いどうじかんをきめよう
座標(ざひょう)の移動(いどう)じかんをきめられるのが、「○びょうでxざひょうを○に、yざひょうを○にかえる」ブロックです。
![座標の移動時間を決めるブロック 座標の移動時間を決めるブロック](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/set-time-to-change-coordinates-1.jpg)
つぎのプログラムのばあい、スプライトは1びょうかけて、xざひょう:180、yざひょう:120まで移動(いどう)します。
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(-180)、yざひょうを(-120)にする」
- 「1びょうでxざひょうを(180)に、yざひょうを(120)にかえる」
![1びょうかけて座標を変える 1びょうかけて座標を変える](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/one-second-to-change-coordinates-1.jpg)
なめらかにうごかそう
また、このブロックをつかうと、スプライトをなめらかにうごかすことができますよ。
たとえば、下のようにブロックをつなげて、オバケをゆらゆらと移動(いどう)させてみましょう。
- 「はたがおされたとき」
- 「xざひょうを(-230)、yざひょうを(170)にする」
- 「(3)びょうでxざひょうを(-145)に、yざひょうを(-50)にかえる」
- 「(3)びょうでxざひょうを(-15)に、yざひょうを(60)にかえる」
- 「(3)びょうでxざひょうを(220)に、yざひょうを(0)にかえる」
![オバケがなめらかに移動するプログラム オバケがなめらかに移動するプログラム](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/04/ghost-moves-smoothly-1.jpg)
どのようなうごきになるか、プロジェクトをためしてみてください。
![](https://www.pyxofy.com/content/images/2024/07/cover-page-320-4.png)
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まとめ
今回(こんかい)は、Scratchの座標(ざひょう)についてしょうかいしました。
スプライトを表示(ひょうじ)する位置(いち)をきめたり、スプライトを移動(いどう)させるときに、座標(ざひょう)のブロックをつかいます。Scratchでプログラミングするときによくつかうブロックなので、座標(ざひょう)とはどういうものなのか、おぼえておきましょう!
次回(じかい)は、座標(ざひょう)のブロックをつかって、スプライトをジャンプさせる方法(ほうほう)をしょうかいします。
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