スクラッチプログラミング -「ブロックていぎ」とは?じぶんでつくるブロック
プログラミングにつかうブロックを、あたらしくつくってみましょう。Scratchにはたくさんのブロックが用意(ようい)されていますね。でもそれだけでなく、じぶんでブロックをつくることもできますよ。
「ブロックていぎ」ってなんだろう?
「ブロックていぎ」とは、じぶんであたらしいブロックをつくることです。
ブロックパレットのいちばん下にある「ブロックていぎ」。ここでブロックをつくることができます。
![ブロックパレットの一番下にブロック定義のボタンがある ブロックパレットの一番下にブロック定義のボタンがある](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/my-block.jpg)
あかいブロックが、じぶんでつくったブロックです。
![自分で作ったブロックは赤いブロックとしてブロックパレットに表示される 自分で作ったブロックは赤いブロックとしてブロックパレットに表示される](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/my-blocks-are-red.jpg)
「じぶんでブロックをつくる」ってどういうことでしょうか?さっそく、つくりかたを見ていきましょう!
あたらしいブロックのつくりかた
スプライトをジャンプさせるブロックをつくってみましょう!
![スプライトがジャンプする画像](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/08/sprite-jumps.jpg)
- 「ブロックをつくる」をタップ
![ブロックパレットにあるブロックをつくるボタン ブロックパレットにあるブロックをつくるボタン](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/make-a-block.jpg)
ブロックにはなまえをつけます。どんなうごきのブロックになるのか、わかりやすいなまえにしましょう。
- 「ジャンプ」と入力(にゅうりょく)
![ブロック名を入力する画面 ブロック名を入力する画面](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/type-block-name.jpg)
「ジャンプ」というなまえの、あたらしいブロックができました!
![つくったブロックが赤いブロックとしてブロックパレットに表示される](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/08/my-block-was-made.jpg)
コードエリアには、「ていぎジャンプ」というブロックが出てきます。このブロックはどのようにつかうのでしょうか?
ブロックをていぎしよう
「ていぎ」とは、それがどういうものなのかを説明(せつめい)することです。あたらしくブロックをつくっても、ていぎをしないとはたらかせることができません。
「ていぎジャンプ」の下にブロックをつなげて、「ジャンプとは、こういうブロックですよ」とわかるように、ていぎしましょう。
- 「ていぎジャンプ」
- 「右上にうごく」
- 「右下にうごく」
![定義の下にジャンプの動きを表すブロックをつなげる 定義の下にジャンプの動きを表すブロックをつなげる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/define-jump.jpg)
「ていぎ」は、あたらしくつくったブロックのせつめいをしているだけです。ていぎしただけでは、なにもおこりません。
あたらしいブロックをつかおう
ブロックをていぎしたら、「ジャンプ」をほかのブロックとつなげて、つかってみましょう。
- 「はたがおされたとき」
- 「ジャンプ」
![ジャンプブロックをコードエリアにドラッグして、はたがおされたときとつなげる ジャンプブロックをコードエリアにドラッグして、はたがおされたときとつなげる](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/drag-jump-block.jpg)
たったふたつのブロックをつなげるだけで、ネコがジャンプするようになりました!
![ネコがジャンプしている画像 ネコがジャンプしている画像](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/use-jump-block.jpg)
なんのためにブロックをつくるの?
Scratchには、すでにたくさんのブロックがあります。ではなんのために、じぶんであたらしいブロックをつくるのでしょうか。
たとえば、ネコを2かいジャンプさせるプログラムをつくってみますね。
- ジャンプする
- 「もういっかいジャンプ」という
- ジャンプする
![ネコが2回ジャンプする様子を表した画像 ネコが2回ジャンプする様子を表した画像](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/jump-twice.jpg)
「ジャンプ」ブロックをつかったときと、つかわなかったときで、プログラムがどうかわるのか見てみましょう。
なんどもおなじうごきをさせたいときにべんり
- 「ジャンプ」ブロックなし
ふつうにブロックをつなげると、プログラムはたてにながくなってしまいます。
- 「ジャンプ」ブロックあり
「ジャンプ」ブロックをつかうと、ブロックを2こつかうだけでいいので、プログラムがみじかくて、わかりやすくなりますね。
![ジャンプブロックを使ったコードと使っていないコードを比べた画像 ジャンプブロックを使ったコードと使っていないコードを比べた画像](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/not-using-or-using-jump.jpg)
なんどもおなじうごきをさせたいときは、じぶんでブロックをつくってみましょう。プログラムがスッキリ見やすくなりますよ。
あとでへんこうしたくなったときにラク
たとえば、「もっとたかくジャンプさせたいな。」とおもったとき。
- 「ジャンプ」ブロックなし
ふつうにブロックをつなげたばあいは、4かしょ変更(へんこう)しなくてはいけません。
- 「ジャンプ」ブロックあり
「ジャンプ」ブロックをつかっていれば、変更(へんこう)するのは2かしょだけですみます。
![変更する箇所を指示してある画像 変更する箇所を指示してある画像](https://www.pyxofy.com/content/images/2021/07/change-the-value.jpg)
プログラミングになれてきたら、
- なんどもおなじうごきをさせたいとき
- プログラムがスッキリわかりやすいように
- あとでへんこうしやすいように
あたらしいブロックをつくって、つかってみましょう!
![](https://www.pyxofy.com/content/images/2024/07/cover-page-320-4.png)
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まとめ
ここまで、「ブロックていぎ」についてしょうかいしてきました。
まずさいしょは、今回(こんかい)の「ジャンプ」のようにかんたんなブロックからつくってみて、「ブロックていぎ」になれていくといいですよ。
次回(じかい)は、文字のスプライトをおもしろく表示(ひょうじ)するプログラムをしょうかいします。
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